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egatti(エガッティ)は今日も元気に生きています。

現状維持は後退の始まり

 こんにちは。egatti(エガッティ)です。IT女子ブログやってます。

 

 お久しぶりです。

 2019/4/10までは、「母の日キャンペーン」のお知らせを掲載します。

 

 佐川母の日キャンペーン

https://www.verycard.net/rec_log.php?member_id=0011375

 飛脚電報(VERY CARD)で母の日にメッセージを送りませんか。ハーバリウムやアートフラワーもあります。覗いてみてみて。

(※ページの右上に「ご紹介ID : 0011375」って書いてあると、egattiが喜びます。お気に入りの佐川男子がいるなら、その人にご紹介IDを教えてもらうといいよ)

※後日追記:上記、ご紹介IDは無効です。ご贔屓の佐川急便配達員の方のご紹介IDをご利用ください。

 

 この、「ご紹介ID」は、何を隠そう egatti の旦那さんのIDです。

 

 主人のことはブログには書かないでおこうと思ってました。

 自分のことを書かれるのはあんまり好きじゃなさそうだったから。

 だけど、今日は特別。

 

 もうご存知の方もいらっしゃいますが、

 主人が先日、他界しました。

 43歳。超、早すぎです。

 

 死因は脳出血(橋出血)です。

 高血圧持ちではあったのですが、脳出血はほとんど予兆がないらしいですね。

 脳幹と言われる部分で、呼吸や循環を制御する、生命にとって非常に大切なところで出血してしまったそうです。

 

 3/17(日)は2人で博多駅へでかけて、めちゃくちゃ久しぶりに映画を観ました。

 「ボヘミアン・ラプソディ

 Queen を題材にした映画ですね。タイトルになっている「ボヘミアン・ラプソディ」は、1975年にリリースされた楽曲。あ、旦那さんが生まれた年だな。

 映画が発表される前から、主人はこの曲が好きだと言っていました。「ママ、人を殺してきたよ」という歌詞や、壮大なメロディ、突然 変わる曲調、すべてに心躍らせていたように見えました。フレディ・マーキュリーパフォーマーとしての生き様について語りました。Queen の曲を聴くと、元気になる、と。

 

 主人は連休だったので、翌日の 3/18(月)は、私を職場まで車で送ってくれました。私を降ろしたあと、車から手を振ってくれたのが、彼の元気な最後の姿でした。

 

 家に帰って少し寝ると聞いていました。30分後くらいに、LINEで「帰ったよ」と連絡が来ていて、それに私が気づいたのが30~40分後。「よしよし。ありがとね」と返信しました。その直後に主人から着信が。

 

 「具合が悪いけん、帰ってきて」

 かろうじて、そう聞こえましたが、明らかに様子がおかしく、そのあと、息苦しそうなうめき声を最後に、応答がなくなりました。

 

 「救急車、呼ぶよ!」

 

 そう言って電話を切りました。とても怖かったけど、切りました。119番に通報して、かけつけてもらったけど、すでに自分で呼吸が出来ていなかったそうです。

 

 私が病院に到着して、先生に宣告されたのは「症状は非常に重篤で、元の●●さんの姿に戻ることは、ほぼ出来ない」というものでした。

 

 呼吸器をつけ、血圧を上げたり下げたりするお薬でなんとか耐えましたが、4日後の3/22(金)正午に、息を引き取りました。

 

 何人もの方々がお見舞いに来てくれて、毎日来てくださる方もいて、本当に力になりました。40度の熱と、通常の倍の脈拍、食道に通した管からの大量の出血、意識があれば、どんなに辛いか、苦しいか、考えるのが恐ろしかったです。でも、強靭な生命力を持っていた主人は、お見舞いに来てくれる方々を迎え入れるように、5日間耐え抜きました。もしわたしだったら、当日か翌日には亡くなっていたことでしょう。

 

 通夜も、葬儀も、 賑やかにしたいと思い、Queen のCD や、生前のDVDを再生しました。通夜には、沢山の人が駆けつけてくれて、日付が変わる頃まで皆さんと話しました。こんなに関わった人がいるのかと驚きました。通夜なのに、笑って話せるくらい賑やかでした。

 

 葬儀にも、たくさん遠方から来ていただきました。もっとゆっくりお話したかったです。

 

 皆さま、本当にありがとうございました。

 

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  仕事に対して真っ直ぐな人でした。どうすれば上司に想いが伝わるか、どうすればみんなが高いモチベーションで仕事をできるか、チーム(班)の雰囲気を良くするには、ミスをなくすには、落ち込んだ人を励ますには、いろんな話をしました。自宅で話しただけなので、実際のところどうだったかは知らないけれど、夜でも休日でもいつも電話しているような時期もありました。困難な問題が起きると、しんどそうだけど、どこかイキイキして見えました。仕事のイライラをぶつけられた事は、一度もなかったと思います。他のイライラはぶつけられたけどね。笑

 

 というわけで、冒頭に記載している「ご紹介ID : 0011375」は、手続きが進めば退職扱いになります。なので、どうぞ街中の佐川男子、佐川女子にIDを聞いて、電報を送ろう^_^

 

 わがままで、ややこしい部分もたくさん持っていた人でしたが、とても楽しい人でした。シンプルに、楽しいとか嫌だとかを表現する人でした。「つまらないものですが」とは絶対言わない、「美味しいけん食べてみて!」と言う人でした。何事も確認ばかりする人でした。言葉が悪かったり、急にキレたりもするけど、根っこの優しい人でした。

 

 短かったけれど、濃厚だった彼の人生を讃えたい。私が知っているのは、たったの10年。それでも、語り尽くせないよね。

 

 記事のタイトルは、松下電器(今のパナソニック)の創始者 松下幸之助 の言葉です。

 

 現状維持は後退の始まり

 

  主人がとても気に入っていた言葉です。ウォルト・ディズニーも同じような言葉を残しています。

 

ディズニーランドは、いつまでも未完成である。現状維持は後退するばかりである

 

  純粋に、影響を受けていたようです。

 

 それから、坂本龍馬のことも言ってたなぁ。損得をかえりみない生き方が良い、と。

 

 なかなか、真似できないよね。

 

  人生は危うい。

 

 事件、事故、災害、病気、犯罪、たくさんのリスクが、驚くほど身近にいつも存在しています。

 

 もちろん、避けられるリスクは対策しよう。それでも、いつ、誰と、二度と話せなくなるか分からない。まさかと思うけど、リアルに経験しました。

 

 後悔しないように。そりゃ、いつもいつも優しく出来るわけじゃない。だけど、後悔しないように。毎日を、笑顔で過ごしていきましょう。

 

 

あー、

 

追伸。

 

 今日、ブログを更新しようと思ったのは、4/1 が、入籍した記念日だからだよ。えへへ。8年目、かな?確か。

 

 エイプリルフール。冗談みたいな結婚生活、いろいろ楽しかったです^_^

 ありがとう。

 

さくらってぃ

 

では、また!