【本】好きな色は何ですか?
ハロー。egatti です。
唐突ですけど、好きな色は何ですか?
好きな色は何?好きな数字は?好きな季節は?好きな芸能人は?好きな人は?
昔から、好きなものを聞かれても、本当に困ってた。どれでも良かった。何でも良かった。なんだか、言い方が悪いね。
でもね。
本当に、どれも「良い」のよ。
わたしの中にランキングって、あんまり無いの。上中下 に分類するくらいなら、出来るかも。
そんな質問は、ちょっとした話題作りとか、何かを選ぶときの基準とかのために聞いてるんだから、何でもいいのよ、という事くらい、分かってはいるんだけど。別に何を選ぼうと、それが、たとえ わたしの本心とズレていたとしても、聞いてる相手には、何ら問題ない。
ところが、わたしは その曖昧な部分をちゃんと全部伝えないと気が済まない性分なところがあって。
例えば、
好きな色は?と聞かれたら、何の色?持ち物として持ちたい色?眺めたい色?塗りたい色?何にしても、一つに決めるのは無理。だって、コレとコレを組み合わせた時の、この色が好きだったりするし、さっきまでコッチの気分だったけど、たった今からソッチの気分だし。
例えば、
好きな犬種は?と聞かれたら、うーん、飼うならトイプードルだけど、可能ならゴールデンレトリバーとか飼って一緒にゴロンゴロンしたいし、ドーベルマンもカッコいいし、パブとか芝犬とかも興味あるよね〜。
あれ?優柔不断なだけ?
みんなちがって、みんないい。
金子みすゞさんの有名な詩ですね。とてもステキなコトバだと思います。そういうことです。
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ここまで、書いた後で。
ふと…
思い出した。
この感覚は、高校生の頃に読んだ、銀色夏生さんの本で知ったんだった。ずっと感じていた自分の中の違和感を、きちんと説明してもらった気がして、とてもびっくりしたのを覚えている。
それが紹介されてるブログを見つけました。
わたしのオリジナルじゃなかった。銀色夏生さんのコトバであり世界観だった。曖昧なものを曖昧なまま伝えることができたらいいのに、というくだりも。ほとんどそのままだ。いや、もちろん、本家の方が比べ物にならないくらいステキなのだけれど。ワガモノ顔で、記事を公開しなくて良かった。とても大切にしている感覚です。ただ、時に人を惑わせてしまうから、こだわるのは、自分の中だけで充分。
この本は高校生におススメかな。恋をしたり、友だちのことで悩んだり、勉強だけじゃない、ココロ忙しい、高校生。イマドキの子は、ちょっと違うのかなぁ?
egatti としては、懐かしさ と 嬉しさ と 照れ で、ひとりでニヤけてしまった、あったかい ひとときでした。
では、また。
試験まで、あと6日。