【記事紹介】自動車メーカーとIT企業とかが協力するお話
こんにちは。egatti(エガッティ)です。自称 IT女子のブログです。
資格試験の話題に触れなくなってる事には そっと 目をつむって。
今日は、自動車メーカーの事業提携についての記事紹介。今日は、長め。
日産 × Google
2018/10/3 放送の、ワールドビジネスサテライト(WBS) で、こんな話題が取り上げられていました。ちなみに、前も書いたけど、モヤさま出身の大江アナがひそかに好きです。2代目の狩野アナも、3代目の福田アナも好きです。つまりモヤさまが好きです。
インタビューで、カルロス・ゴーン氏は次のように回答しています。質問の真意は、かつてスマホがAndroid、つまりGoogleに支配されてしまったように、車も支配されてしまうのでは?という事。
記者:「IT企業が自動車業界の主導権を握ることにならないか」
カルロス・ゴーン氏:「そうはならない。IT企業の力は必要だが、車はわれわれがコントロールする。グーグルとの交渉は、難しい面があったのは確かだが。今後もIT企業とは多くの契約を結んでいく。IT企業の優れた技術を得て、"スマートな車"への転換を進める。」
もうひとつ、同じニュースの別の記事も貼っときますね。
Googleの目論見
自動車メーカーの話の前に、
上に貼り付けた2つの記事に共通した視点について。
Android 系スマホは Google に支配されているっていう視点。なるほど。
スマホユーザー視点
ユーザー視点では、Googleマップ、Gmail、YouTube、Google Play、Googleアシスタント などなど、Googleさんにお世話になる場面は多々。iPhoneユーザのわたしも Googleアカウントは持っていて、たくさんの個人情報を握られているという自覚を持ち始めてます…。
スマホベンダー視点①
ベンダー視点、つまりスマホ作ってるメーカーさんの話。
かつて、携帯電話を独自に開発してた。時代が流れ、スマホをつくろう!となった時に、OS に Android を採用して、独自のカスタマイズを頑張ってた。だけど、Android がバージョンアップされる度に、同じようにカスタマイズしないといけなくて、大変だった。
Googleは、Android Oreo (8) や Pie (9) のバージョンあたりから、その問題を解決してバージョンアップしやすいように手をうってきた。(treble トレブルと言います)
開発者のため・・・と言いつつ、Android のベース部分を好き勝手にカスタマイズさせないように、手をうってきたとも言えるんやないやろうか。
スマホベンダー視点②
もうひとつ、ベンダーの話。売り出す端末で Googleマップや、Google play、Google Chrome(ブラウザ)などを提供したい場合、GMS「Google Mobile Service」というサービスのライセンス契約をGoogleと締結する必要があるんですってよ、奥さん。
標準の Android(AOSPと言います)は無償で公開されてて、OSとして使用することが出来ます。(オープンソース)
でも、その中にメールや電話のような基本機能は含まれているけれど、上記にあげたような機能は含まれていないというわけです。
オープンソースで、みんなで開発しよう!のスタンスを取りつつ、GMSライセンスという形でちゃんと稼いでらっしゃるんですね。
オープンソースに触れたついでに、こんな記事も貼っとこ。
Androidって結局何がすごい?Googleはなぜオープンソース化したのか| ヒカカク!
AndroidAuto と Carplay と ナビ
車載ナビに、スマホの画面を表示できる主要な機能に「AndroidAuto」と「Carplay」があります。
「AndroidAuto」は、その名のとおり Android の機能。
ナビは、自動車メーカー独自開発されたもの、という場面を考えます。
「AndroidAuto」にしろ「Carplay」にしろ、対応ナビにつなげてスマホの画面を表示する場合、頭脳は、あくまで Android および iPhone 側にある。そして、ナビにも頭脳がある。あくまで、ナビは画面を貸してあげて、電話とかオーディオとかを連携するという形。
ナビを Android に
ここで、ルノー・日産・三菱自の3社連合 が、Google と提携したって話に戻ります。この記事の中で「Androidを搭載する」と言ってます。
分かりやすいように「ナビ」と言ってますけど、もはやナビではないですね。たくさんの情報と、いろいろエンタテインメント、なんやかや通信して、すごい進化した車載機。キャッチーな呼び方ないですかね?
とにかく、今まで自動車メーカー独自のナビの頭脳で動いてたんだけど、それをAndroidの頭脳にしちゃうよって。
すなわち「コレって、スマホの頭脳に次々とAndroidを搭載した時の流れと一緒なんじゃね?!」という、記者の質問だったんですね。
個人の意見。今後、セキュリティとかもっと重要になるし、しかも安定して動かないと運転に支障があれば命に関わるし、Androidとそのノウハウを大いに活用するのは純粋にとっても良いことだと思うんですよね。車特有の技術はたっくさん必要だから、任せるところは任せることで、ちゃんと車特有の技術開発に集中できる。みたいな。ゴーンさんが、優れた技術を得て"スマート"な車へと言っているのは、そういうことなのかと。世界中のみんなで良いものモノ創ろう。なんつってね。平和すぎかな。(笑) コレだから素人はって笑われます?
んで、相変わらず、Appleは独自路線で行くのかなぁ。
ホンダ × GM
GM「ジェネラルモーターズ」の、自動運転部門 GMクルーズに、ホンダが出資した話。GMクルーズは、ソフトバンクからも出資を受けていて、とにかく、みんな、自動運転の実現を早く早く進めたい!という熱意を感じますねぇ。
トヨタ × ソフトバンク
あれっ。ここにも、ソフトバンク。こちらは、出資だけじゃなくて、新会社つくっちゃった。名前は、MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)。自動運転の実現と、オンデマンド・モビリティ・サービスなるものを展開したいのだそう。
トヨタ・ホンダ・日産 の 違い
最後に、トヨタ・ホンダ・日産の違いについての記事を貼っときます。ちなみにコレ、就活の記事です。
最後に
業界図ってあるけど、自動車メーカー同士の図はあっても、異業種企業も交えた図は見当たらない。というのも、ちょっと記事をピックアップしただけでも、コレだけ提携してる記事があるんだもの。3次元でも表現するのは厳しいでしょうね。
電話の形がみるみる変化したように、車がみるみるミルミル変化していくのを、みんなで目撃していこうー。
では、また。