【システムアーキテクト】過去問ブルー
こんにちは。egatti です。
あらためまして。
今度、受けます。
システムアーキテクト試験。
試験勉強を開始すると、だんだん、その試験の難しさがリアルに見えてきて、「なんて大それたことをしてしまったんだろう」と、いったんブルーな気持ちになる時期がある。
試験概要ブルー
まずは、試験の概要をおさらいします。
引用しますね。
1.対象者像
「要件を定義し」
「アーキテクチャを設計し」
「開発を主導する者」
主導。
つまり、主に導く者
そう、開発を。主導する人。
うむ。すみません、言い訳みたいなこと言いますけど、大きめプロジェクトに協力会社として参画させていただくことが多いので、そこまでの経験は乏しいです。たとえば、UI(ユーザーインタフェース、つまりシステムの画面レイアウトとか帳票の仕様とか、インプットとアウトプットの部分)の設計とかやったとしても、直接、エンドユーザと話ができる機会は少なかったし、アーキテクトとかそういうのも、決定事項をもらってそこから、という立場。主導する人にワーワー言う側。
という、対象者像とのギャップ・ブルー。
過去問ブルー
午後Ⅱの試験は論述問題です。
例えば、
2017年度秋期試験 午後Ⅱ
を見てみよう。
例年だが、問題は 3問(2問は情報システム、1問は組込みシステム)出題され、その中から1問選択して回答。問題文は、システムアーキテクトはこんなことをして、そんなことが重要で、あんな役割がありますなどの前置きから始まり、その末尾にはこう記されている。
あなたの経験と考えに基づいて、設問ア〜ウに従って論述せよ。
「あなたの経験」
そして設問が続く。
問1 設問ア
あなたが要件定義に携わった情報システムについて、対象業務の概要と情報システムの概要を、800字以内で述べよ。
「あなたが要件定義に携わった」
「あなたが」
そう、「わたしが」。
ついでに、イも。
問1 設問イ
設問アで述べた情報システムについて、どのような非機能要件を、業務及び情報システム両方のどのような視点から、どのようなプロセスで検討したか。検討した結果とともに、800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。
ええい!もういっちょ。ウも。
問1 設問ウ
設問イで述べた非機能要件の検討の際、意思決定者に判断してもらうためにどのような工夫をしたか。600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。
「検討したか」
「工夫をしたか」
誰が?
「あなたが」
そう、
「わたしが」。
論述するほどの経験値あったっけ?ブルー。
「実務経験者」でなくても受験できる
この問題文からすると、受験者は実務で要件定義を経験済みである前提。しかも、システムアーキテクトとして設計に従事している、もしくは従事していたことがある前提。
つまり、システムアーキテクト試験は「システムアーキテクトとしての経験、知識を有する者が、その能力を資格として証明するために受験するもの」ということだろうか。
尻込むぅ〜
(いや、ちゃんと尻込みするって言いなよ。)
確かに、介護士とか、調理師とか、実務経験が必要な資格はたくさんあるし、改めて考えると、全然 驚くことではないけれど。
でも、システムアーキテクト試験 の受験を申し込むにあたり、実務経験証明書や事業者証明書などを提出する必要はない。
はい、そのとおり。実務経験がなくても、社会人でない学生さんでも、受験はできる。フィクションでも、ストーリーさえしっかりしていれば、合格して資格を持つことができる。
そういう意味でも、資格として本当に価値があるの?と疑問視する意見もあるようで。まぁ、それは、多くの資格で言われがちなことかな。資格を取ったからといって、実務がすぐできるようになるわけではない、ってことは、言わずもがな。
でも、学生さんにしろ、上位開発工程が乏しいエンジニアの方にしろ、スキルアップを狙って勉強して受験しているのなら、それは評価すべきだと思う。思いたい。
論述スタイルをどうしよう
繰り返しになりますが。問題文からわかるように、「あなたの経験と考えに基づいて」解答することになるので、論述スタイルは一人称視点になるのだろう。
「わたしは、あぁしました。こうしました。」
と、なるのかな・・・。実際に経験してなくても。
「わたしだったら、あぁします。こうします。」
とかじゃ、ダメかな・・・。
いずれにしても、
「システムアーキテクトは、こうすべきだと思います。」
っていう書き方では、ないのだろう。きっと。
尻込むぅ~
(いや、だから。)
経験していないことに対して「わたしはこうしました」と書くのは、違和感を覚えてしまいそうだが、限られた時間の中でそんな言葉尻を気にしてる余裕はないだろう。
成りきるしかない!
(そういう問題??)
とにかく、ストーリーをしっかり準備しておくことが重要なのね。ふむふむ。
試験対策の情報は、検索するといろいろ出てくるけど、その中に「ポイントをおさえれば、簡単!」って書いてあったりするよね。いやいやいや。簡単じゃないでしょうよ。ポイントをおさえて、不要なミスをなくすのは大事だけど。合格も夢じゃない!って言って、やる気を起こさせてくれてるのでしょうけど!都合よく受け取らないように気をつけましょうね。
そもそも、システムアーキテクトとして従事すること自体、簡単じゃないですから。
後悔なんてしてませんよ。申し込んだこと、後悔なんて・・・全然・・・
さ、準備、準備。
では、また。